骨盤矯正で痩せるのか?

10年前のなんでもかんでも骨盤キャンペーン時代だった頃に比べれば質問回数は少なくなりました。当時の理屈としては、骨盤曲がる→血液の流れが悪くなる→代謝が悪くなる→痩せにくくなる・・・だったような。これは一切関係ないですね、仮に痩せたとしても骨盤は関係ないです。骨盤の可動は動くか動かないかという屈強なレベルですので、外からの圧をいくら掛けようが変化はないからです。圧を掛け続ければ血流が悪くなることはありますが。トコちゃんベルトは別です!

骨盤の歪みが実際に起きるケースは妊娠と生理の時期になります。これは女性ホルモン「リラキシン」が分泌されることにより、骨盤を支える靭帯が緩んで歪み(広がり)が起きます。まあ、結果的に歪んだわけです。それ以外の歪みの原因として考えられるのは

1・筋肉の低下  2左右の筋肉の付き方  3内臓疲労

あたりかなと。

1に関して言えば鍛えましょうとかしか言えません。出産後はホルモンの影響もあり筋肉の低下からさらに歪みは強くなりますね。

2に関してはこれはもうしょうがない。そもそも人間は利き腕利き足、内臓が左右対称でない時点でむしろ多少差があるのが本来の当たり前の状態。

3がダイエットと骨盤の歪みに強く関係しています。まずですね、痩せるための最低条件が自律神経が安定していることです。これは自律神経と胃腸が密接な関係にあるため、自律神経の機能が低下すると胃腸も低下します。胃腸が低下すると消化吸収が上手くいかないため、食べた物がそのまま脂肪になり太りやすくなるのです。いわゆるストレス太りです。ストレスがあるとちょっとしか食べてなくても太りませんか??と、歪みの原因は簡単です。胃腸の動きが悪くなれば腸内にガスやリンパ液が溜まりお腹が張ってきます。ペットボトルをイメージして下さい、水を一杯入れれば膨らんできますよね。これが歪みの原因なんです(一例です。他にもありますが)。内側からの圧が強くなり外に押し出そうとしちゃいます。歪まないとキツイヨ~と。なので、自律神経がしっかりと機能しないと歪みもそのままだし痩せにくく太りやすい身体になるわけです。

当店で施術を受けた方はご理解いただけると思うのですが、強い刺激を必要しないでも骨盤に変化が表れます。これは先程の自律神経に視点を向けてるからです。興味のある方はお気軽にご相談下さい!

2014年8月28日 | カテゴリー : 美容 | 投稿者 : 中島昭