歪みのメカニズム

歪みで思いつくキーワードは「骨盤矯正」『小顔矯正』『猫背』『足を組む』などでしょうか。

『歪み』この言葉が一人歩きをしてしまっているので最新のカイロプラクティックの理論を基に説明します。
歪みが不調をもたらせていると雑誌やらでは謳っていますが、歪みが起きた結果何かが起こる事はありません。歪みはあくまでも結果的に発生するのです。

まずですね、足を組んでも頭蓋骨・骨盤は歪みません。荷物を片方で持っていても同じです。アスリートではない限り日常生活での癖の影響により起こる歪みは考えにくいです。

骨格の周りには『血管』『内臓』『リンパ液』『筋肉』そして頭蓋骨の中には『脳』『脳脊髄液』という常時流動しているものがあります。
血管に至っては体内から取りだすと、10万キロメートルにも。

体調が良い時はそれらが上手く体内をグルグルと巡っています。
では、体調の悪い時はどうか?
逆の現象が起きます。グルグル巡ってるものが滞ってきます。
ではそれを元に以下で細かく説明していきます。

『骨盤の歪み』


歪む原因は大体2パターンあります。
女性ホルモンの分泌により骨盤を支えている靭帯が緩み骨盤が歪む
  これは出産時をイメージされるとよいです。至って自然な生理現象です。生理の時も同様です。

体内の循環がうまくいかず、それをカバーする結果歪んでくれる
  これがカイロプラクティックでは重要になります。
  骨盤に囲まれている臓器は膀胱・子宮・直腸。さらに周辺を見ると小腸・回腸・胃など。
  そして周辺は筋肉が覆っています。
  上記で説明しましたが、健康であればこれはなんなく流動しています。
  それが体調が崩れた時にはどうなるか?
  血流が悪くなり、リンパ液が滞り、内臓の疲労により筋肉が固まる。
  それにより土台である骨盤がそれに合わせ押し出されたり、引っ張られたりします。
  妊婦さんの身体を想像していただけるとわかりやすいです。※お腹が出れば腰が反る

『頭蓋骨の歪み』

  
まず頭蓋骨はずれるという事はなく、わずかに開閉する動きがあるだけです。
  開閉と言ってもパカパカ動くわけではありません。
  これは頭蓋骨の呼吸とも言われています。

  この呼吸の役割は、頭蓋骨の中の
『脳脊髄液』という脳から作られたお水を体内に
  循環させるためのポンプ作用があります。頭蓋骨を開頭すると流れは止まるようです

  当然、この循環液も体調が良い時はでうまく巡っています。
  体調が悪くなれば当然この循環液も滞ってきます。
  その結果、頭蓋骨に循環液が滞り、骨盤と同様に容積が増えます。
  その滞りによって頭が膨らむとイメージされたらよいかと。
  その膨らみ方も千差万別で右が膨らんだり左が膨らんだするので頭蓋骨の下にぶら下がっている
  顎関節がそれに合わせて曲がってくれます。
  

本来の歪みは身体の中の緊急事態を少しでも回避してくれる役割があるわけです。
それを考慮せずにやってしまうと、痛みを伴ってしまうのです。
痛いだけならまだしも、頭蓋骨などの骨格は脳や内臓を守るためにあるため、必要以上の外圧は却ってストレスになってしまうのです。