姿勢が良いことは本当に良いことなのだろうか?

雑誌やらネットやらで必ずと言ってもいいぐらい【姿勢】についての情報をよく見かける近年。『肩こり防止の姿勢』『腰痛防止の姿勢』『ダイエットによい姿勢』という非常に魅力的な見出しをあちこちで見かけます。果たして、本当に姿勢を良くすることが体に良い影響が出るのでしょうか?このブログではあくまでも個人的な独り言として見解を。

結論から言うと姿勢などどうでもいいです。(暴論?)姿勢はあくまでもその身体の中の状態を反映しているものなので、姿勢を治したからと言って何かが変わるべきではないからだ。むしろ、その姿勢を治す過程において無理やり表面だけを変えてしまう事に問題かと。。。その根拠を下記にて・・・あくまでも個人的な!見解です。

かれこれ12年この仕事に就いてそれなりに色々な患者さんを見てきたが、『姿勢が良いから肩こり腰痛がない』というのはいまだかつて見たことがない。むしろ『姿勢が良いのに肩こり腰痛がある』というケースは多く存在している。むしろ良い姿勢の人(作り上げてる)ほど、脳の緊張が取れてないのかなって思う。マッサージ屋さんで筋肉がガチガチだから肩こりでしょう?腰痛でしょう?と言われたことはないでしょうか?自分では一切自覚がないのに。

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話が脱線してしまいました、『姿勢』のみに絞りましょう。

『姿勢が良ければ健康』という認識が強まっているが、『健康だから姿勢が良いかもしれない』という点でいきます。身体の中には脳・内臓・血管・リンパ液・脳脊髄液と色々と詰まっています。そしてそれは常時流動しています。体調が悪くなれば(疲労してくれば)血液循環が悪くなったり脳脊髄液の流れは悪くなったりします。無論、内臓も疲れてきます。つまり体内でそれなりの変化が生まれるわけです。むくめば見た目も変わりますよね?見た目が変わればそれなりに筋肉も引っ張られますよね?となると最終的な骨格にも変化が出ませんか??疲れてる人を見たらなんとなくご理解頂けるでしょう。

個人的には本当にどうでもいいと思っているため熱くは語りませんが、疲れてきたらなんやかんやあって最終的に姿勢に影響が出る場合があるのです(場合と言ったのは側湾症もあるため)。そこで問題なのが、『自分は姿勢が悪いからこうなってしまってるか』と思ってしまうこと。その状態で無理に良い姿勢と言われている姿勢に意識的にやってしまっては余計に疲れてしまうでしょう・・・。腰が痛いのに姿勢を良くしたら辛いでしょう??

人間は無意識に自分にとって回復しやすい姿勢を作ってます。お腹が痛い時に横になってうずくまるのと一緒です。それを無理に変えてしまうことがかえってストレスで悪循環に。体調が良ければ自然と良い姿勢になっているものです。だから足もガンガン組んで楽だと思える姿勢を取って下さい。

いつまで経っても回復しないようであれば自律神経の機能低下が考えられますので、その際は当店でご相談を!※バキボキせずに姿勢は改善出来ます

 

それにしてもいつから姿勢に対する美容・健康キャンペーンが始まったのか気になるところ。10年ぐらい前は骨盤を治せば全てOKキャンペーンが流行っていたのは記憶にあるが。

2014年8月26日 | カテゴリー : 美容 | 投稿者 : 中島昭