筋肉を揉まれる行為に対して1度は経験したことがあるであろう現象。
純粋に筋肉を痛めてしまった事が原因。それに対する施術者サイドは『好転反応』という業界共通用語を使う。
施術後のお決まりのセリフ
『施術後にダルさや痛みが出る場合がありますが、それは回復への一歩をたどっているから安心して下さい』と、なんでやねん。
今ではこの台詞は一切言わなくなったが、雇われ時代は言うように指導されていた。当時はかなりグリグリ揉んでいたので、揉み返しは多かったと思う。故に、そのセリフを言わないと問題になる可能性があるからだ。痛くなったじゃねえかバカヤロウと。
この好転反応は本来、東洋医学で使われる名称でカイロプラクティックにすら使われるのでなんのこっちゃという始末。しかし、だるさなどは私自身施術をしていても稀にだが患者さんから耳にする。自律神経にアプローチするため副交感神経が優位になり過ぎればたしかにだるさは出るが、出る人と出ない人の違いはいまだにわからない。10人中10人同じ施術をしているので、それが個人差なのだろうと自分で理解している。
話が脱線したが、痛い目を見た人以外は揉まれる事を好む人が圧倒的に多いと思う。治らなくてもいっぱい揉んでくれたからしょうがないと受けても施術者サイドも諦めの納得出来る。しかし、ソフトにやって痛みが取れない場合は、やっぱり強めにやらないとダメなんだと患者さんは感じてしまう。需要と供給に合わせる事もビジネスでは大事かなと、ビジネスではね。
歯切れの悪い終わり方でした。