自律神経失調症  過敏性大腸炎・会食不能について(私自身の経験談)

年間通して当店がもっとも多く相談を受ける『自律神経失調症を治したい』という相談。
こういった症状は『病識を得る』事がなによりも大事になりますので、自律神経失調症とは何かと分かりやすく説明したいと思います。

1・自律神経は何処にあるのか?
脳の視床下部という場所にあります。そこから電線のように体に伸びていき体中(内蔵)を巡っています。

2・自律神経の役割
普通に生活していればたいして気にもしないのですが、内臓の動き・血流・ホルモンバランス・体温調節・眠くなる・眠くならないetcこういった自分では意識して動かしていないことを自律神経は生活に不備がないように状況に応じて上手く各機関に指令を出しています。
例えば、暑ければ汗をかきますよね。これは体内の温度が上がり過ぎてしまい、それを無意識(自律神経の指令)に汗をかいて体温を下げてくれています。

3・自律神経が乱れる理由
2で挙げたように常時一生懸命働いてくれているため、誰もが当然疲れます。
しかし、体温調節のように暑い・寒いの寒暖差が激しくなれば自律神経は必要以上に忙しくなってしまいます。自律神経からしたら「一体お前(自律神経の所有者)はどうしたいんだ?」になります。その結果、必要以上に疲れてしまうわけです。

環境の変化・場所が変われば人間は無意識に緊張します(しない人もいます)。緊張すれば自律神経がそれに合わせて脈が上がり心臓がバクバクします。

睡眠・睡眠が昼夜バラバラな方、またはあまり寝ないという方。自律神経は疲れているため休ませることも大事です。

食生活・胃腸の働きも自律神経の範囲です。暴飲暴食・消化の悪いもの、こういったものも内臓が疲れ自律神経を疲れさせます

精神的ストレス・自律神経のある場所は脳の視床下部になります。この視床下部では不安や怒りなどの感情のコントールをしています。そのため、自律神経はこの視床下部にあるので影響を受けてしまうのです。ここで非常に大事なのが、ストレスを受ける人と受けない人の違い。
人それぞれ【物事の捉え方】があります。Aさん・Bさん・Cさんと3人いても、ある出来事が起きた時に感じ方もそれぞれ。

Aさん:なんとも思わない
Bさん:イラっとするがたいしたことではない
Cさん:すごく気にして引きずってしまう

上記のように物事の捉え方は非常に重要です。自律神経失調症に関しては特別な疾患がない限り、この【物事の捉え方】が非常に重要だと私は考えています。

最後になりますが、『自律神経失調症』とは自律神経が正常に機能しなくなり、自律神経の役割の性質上身体の各機関に状況に合わせてない症状が出ることです。
なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

私自身も過去(現在?)に体で症状が出て高校生の時に1度だけ心療内科に1度だけ行った経験があります。当時の症状としては、学校に行こうとすると腹痛・電車に乗ろうとするか下痢(通称・過敏性大腸炎)になる・他人と食事が出来ない(会食不能)がメイン。
心療内科で薬をもらい飲んだが、自分自身でこれじゃないと思い1度だけ服用しやめました。
会食不能に関しては気付けば小学校・中学校・高校・専門・就職初期と続いていました。
食事に皆で行こうとすると本来なら「何を食べようかな?」の発想になりますが、当時の私は「食べれるかな?」とそれしか頭になくなり、その結果胃腸の動きがおかしくなり、より一層食べれなくなると言う負のループ。
つまり、思考が負のループを招いてるわけです。
それならばということで、『あえて食べないつもりで行ってやるか』という思考に変えた途端、不思議と食べれるようになり現在では負の思考は完全に消えています。
お腹の不調に関しては現在もおそらく治っていません、精神疾患で完治とはなんぞやと私自身思っているので(完治と表現をするならば)。
しかし、これに関してはもうどうでもいいかなと良い意味で完全に開き直っているため全く生活に支障は出ていません。むしろ、立場上同じ悩みを抱えてる人にアドバイスが出来るため有難い。当時は電車に乗る時も「お腹が痛くなったらどうしよう」という負のループから脱出ッできたわけです。

と、後半は自分語りになってしまいましたが、同じような症状をお持ちの方は参考にしていただけたら幸いです。
精神疾患は薬で治るのは一部であり、多くの方が効果がなく離脱症状に悩んでる現状です。
精神薬を否定するつもりは毛頭ないですが、何年も飲み続けていても効果がなく治っていない現実があります。
これが!というのがないのが精神医療。
私自身の体験談も参考になる可能性があるため挙げさせて頂きました。

2014年11月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 中島昭